玉蜀黍畑の唄/CornSnakeSongs

icon品種一覧

iconはじめに

 さて、そんなこんなで、この頁は品種を何となく並べている頁です。年々新品種が作出されるコーンスネークにあっては、その最新のものを追跡し続けることなど管理人には不可能ですから、網羅しているとは迚も云えず、情報は更新の時点で、精々その数年前までに出揃っていたものを一通り押さえられれば御の字といったところではないかと思います。中には大夫前からあるのに書いていない品種もあるでしょう。そういうのは、たぶん管理人がさぼっているからか、単純に情報に疎いからというのが理由ではないかと思います。

 掲載している判断基準ですが、大まかに言って

・ 管理人でも知っている品種であること
・ その品種の定義が示されていること
・ 作出方法が明らかであること(セレクトブリードであるとか、使われている遺伝子は何であるかとか)
・ 遺伝するものであること。つまり一世代限りではなく、再現する方法が判明しており、それが作出者以外の手によって確認されていること

 といったところです。

 一番最初のは、これはもう、なんというか、普通に管理人も知らないものは書けないから、というそういう話です。「めちゃくちゃメジャーだと思うのだが」という品種が載っていない場合、それは単に管理人の情報収集が甘くて広い切れていないか、或いは怠慢で書いてないからではないかと思います。ぶっちゃけ、此処に掲載されていない理由の九割九分九厘がこれだと思います。

 二番目ですが、どういうものを言うのか。ある意味、三番目と表裏一体だと思いますが、どういう品種であるのかの定義が同じであれば、同じ品種になるわけなので、定義は重要なのではないかと思います。そして、その定義には、作出方法が関係してくる――つまり、何の遺伝子を使って作ったのかが関わってくると思います。定義と作出方法が同一でないのは、セレクトブリードのような手法は、方法ではありますが、定義ではないからです。

 四番目は、内容的には二番目と三番目の補足のようなものです。なんか突然、妙なものが出てきた、というのはコーンスネークでは幾つか知られていますが、それらの中で、その個体を元にするのでも、その親を元にするのでも、何でも良いのですが、最初の個体以外にも同じものが作出されていないと、それは品種とは呼べないでしょう。そして、それが確認のプロセスとして、他の人の手による再現が確認されることが必要であるとされるようなので、これも判断基準に含めました。

 突然変異であったり、諸条件がよく分からないものでも、同じもの同士で繁殖すれば出てくるであるとか、ラインブリードをしていれば、出てくるであるといったような出現する条件が分かっていれば、それはそれで作り方が分かっているので掲載しています(例えばルビー・フレックル。出現条件は詳らかではないものの、その血を引き継ぐスノウの中でラインブリードしていると再作出が可能だと耳にする)。

 作り方や定義が今ひとつ不明なまま、新しい品種として何年か出回ったけれど、その後見なくなったというような場合は、よく分からないので掲載はしないことにしました。それ以外にも、管理人に定義が今ひとつ理解しきれていない場合も掲載は見合わせることにしました(例えばサンライズとかサンキッシュとかです)。

 そんな訳で、別にまぁ、全部の品種を網羅するのを目指しているサイトではありません。そういうサイトは他に幾つかありますし、それらには到底、及ばないであろうことは自覚していますから。

 最初は、そういうのを目指してみようかなぁと思ったことも、実はちょっとあったんですけれど、やってみるのこれがまた物凄く大変で、迚もではないですが管理人には出来ないな、と思った次第なのです。まぁ、可能な範囲で自分用メモも兼ねて、気長にぼやぼやとやっていこうと、志は低く持っている今日この頃なのです。

icon野生型(ノーマル)/Wild Type

icon


Normal (Wild-Type)

Normal (Wild-Type)

Out-Cross Bloodred ( het.sulfur)

 野生型とは、正常型ともいい、一つの生物種の自然集団に於いて、最も高頻度で発生する型の遺伝子型のことを云う。突然変異型に対応する言葉であるが、自然集団に於いて、野生型は一つの種類しかないという訳ではない。また、必ずしも区別されるものばかりでもない。ペットトレードで重視されるのは、主に外見を成り立たせている諸要素になる。

 ある種類の生き物が生息域を広げて、従来とは異なる自然環境にある地域に進出したとき、或いは何らかの自然現象などで環境そのものが変化したとき、その自然環境に於いて最適なものがそれぞれの土地で生き残る為、その種は地域ごとに変化していく。
 広範囲に棲息する種であっても、変化する度合いに対して移動性の高い生物であればあるほど、その特徴は全体に溶け込みやすくなり、境界は不明瞭になり観察されなくなるが、分布の広域性が、その生物種の移動能力に対して大きいとき、或いは地域の変化が激しいとき、地域性が目に見えて顕在化しやすくなっていくことになる。ナミヘビは飛翔能力を持つような昆虫や鳥類に比べれば、移動性が高い生物種ではないが、速度は遅くとも移動しようと思えば平地の続く限りは移動が可能であるため、長期的な視野で見れば、大河や山脈などによって大々的に隔絶されない限りは、全体としてなだらかな変化を持つ一つの集団として捉えられる。

 ある地域で生じる変化の濃度は、その生物種の移動性に応じて種の全体に伝播していくが、全体から俯瞰した際、その特徴は、発生した地域を最大として、周囲に向かって伝播し、距離が開くほどに減少していくことになる。全体はこうした様々な、多数の特徴の折り重なりから成り立ち、結果、その変化の様相は諧調的な(クラインを為す)ものとなる。

 こうした理由により、正常型の間にも微妙な差異が生じ得る。所謂オケーティやマイアミ・フェイスは、こうした地域の特徴を、選抜交配によって固定していったものであり、よって共に野生型・正常型にあたるが、同一のものであるという訳ではない。

 野生型・正常型というのは、甚だ相対的な言葉なので、野生型と定義されたものが野生型、と考えておくので差し支えはないだろう。その定義が、先述した、「最も高頻度で発生する遺伝子型」ということになる。
 補足になるが、突然変異型の中には、野生型に対して優性、或いは共優性のものも存在するので、遺伝的に優性であるものが野生型になるとは限らない(例としては、ボールパイソンのSpiderなど)。

(LastUpdate:(2009/11/23))