シミ――蠧魚、或いは衣魚、紙魚などと書かれます。外観としては、フナムシを想像されると一番近いと云えるでしょう。但し、大きさはかなり小さいですが。
文字の由来は幾つかありますが、綿などの衣類や、紙――書籍を食害する為、最近は兎も角昔は大きく人々を悩ませたであろう虫です。衣類などが食べられていて……という小説に出てくるシーンの立役者(?)ですね。故に紙魚、衣魚、等とも書きます。
僕も読書を愉しむ身であり、そこそこの蔵書がある為、この手の虫の飼育繁殖には戸惑わざるを得ません。
海外でも餌(昆)虫として一部で用いられている様で、穀物を主食とするマダラシミが日本でも流通しています(海外で紹介されているのもマダラシミですね)。
本を食害するヤマトシミと異なるこのシミですが、一応本などは食べないと云われているものの、個人的に蔵書類がどうしても気に掛かるので、導入を見合わせています。
飼育繁殖に関しては、SPHERO AQUAの餌昆虫の項に詳しいので、其方を参照してください。同通販店で、入手も可能です。
……そう言えば、こんな逸話があります。インドで室内にゴキブリが出て、持ってきた衣服などを食べてしまう。困り果てた日本人が、そのことを土地の人に相談すると、「それは、おまえ、ゴキブリに餌を与えていないからだろう」と云ったという話。
ゴキブリに野菜屑や骨屑などを与えておけば、衣類などを好んで食べたりはしない、というお話。いやはや、インドは何かオカシイですな(褒め言葉ですが)
然し、お国柄も違いますし、日本で其れを真似る訳にも行きませんな(そもそもゴキブリとシミでは食性が違うのだし)……シミ自体は、別に忌避対象ではないのですが、蔵書が囓られるのは勘弁です………