餌――食べるもの。それは生物の基本です。
世界各地の文化、文明、民族の違いとは、風土の違いもさておきながら、幼少時から食べる食品にも影響されると思います。魂や精神というものがあるのなら、それを形作るのは肉体であり、肉体の基礎は食品なのです。
飼育する生物に、より良質の、より適した食事を提供すること。その手法の一つとして、様々な餌を与えることがあります。カメレオンなど、食べ飽きるという事が起こりうる生物や、WCの生き物にあっては、様々な餌を与えることは決してマイナスにはなりません。
様々な餌を与える行為そのものよりも、与えようという姿勢にこそ意味があります。それは飼育の基本――飼育方法の模索に他なりません。
それだけではなく、より飼育困難とされる生き物を飼育する為に、時として餌から養殖に取り組む人々がいます。
守宮を食べる蛇の為に、守宮の効率的な養殖方法を探す人。孵化間もない小型のトカゲモドキを育成する為に小型の餌となる生き物を探し、その養殖方法を模索する人。
既存のコオロギに甘んじることなく、その中から選別を繰り返し、改良し、環境を見直し、実験を繰り返し、より効率的に良質のコオロギを育成する方法を編み出す人。
無論、誰もが遣らねばならない事ではなく、むしろ、そういう事を“愉しむ”人が遣っているのです。
餌に多様性を持たせる。長期飼育を確立する。より健康に、より美しく、飼育生物を育て上げる。繁殖を成功させてみたい。そんな目的を下支えし、その目的に到る迄の期間をより楽しく演出してくれる。
餌昆虫の飼育や模索には、そんな愉しみがあります。試行錯誤する事は楽しいし、努力してみることは無駄にはならない。何か一つとっても、糧になるものです。大仰な理由はなく、餌昆虫を集めて飼育したり繁殖したりするのは、楽しいこと、なんだと思います。少なくとも、僕はそう。
だから、何時しか、結果としての目的すら忘れ、餌昆虫を見出し開拓することに生き甲斐を見出す様になってしまった、そんな人すら出てくるんじゃないでしょうか?<或る意味スゴイ馬鹿ですが(笑)
実際、そういう方はいらっしゃいますし……あ、いえ、その方が馬鹿だなんて思ってませんよ?(笑)<いきなり前言撤回。というか、まぁ褒め言葉ですよね、○○馬鹿って。
閑話休題
そうした人々の努力の結果、現在様々な餌昆虫、蟲が見出され、大量繁殖方法が思索され確立され、さらに改良され続けています。
此処は、そうした餌の数々を纏めている頁です。
其処に少しも僕の功績は殆ど無いのですが(強いて言うならば、分散している物事を一つの場所に纏めたという一点、諸々の情報を編集したという点に於いて意味があると言えるでしょうが)、世の中には様々な餌があるということ。そして、そういう餌を用いることでより健康に生き物を飼育することが出来るということ。
そんな事の切っ掛けにこの頁が成ってくれれば、嬉しい限りです。
◆コオロギ雑記
守宮、蜥蜴、蜥蜴擬、蛙などの、昆虫食の爬虫類両生類の主食となりうる、通年繁殖可能なコオロギについて。
紹介種:フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、カマドコオロギ、タイワンエンマコオロギ
◆ショウジョウバエ
ヤドクガエルを始めとする小型両生類爬虫類の餌となる、ハエの類について。主にショウジョウバエであるため、ショウジョウバエ、という項目にした。
紹介種:
キイロショウジョウバエ、トリニドショウジョウバエ、カスリショウジョウバエ、フライトレス・イエバエ
ショウジョウバエ培地
◆ワーム
ワームの類として此らを纏めるのにはやや抵抗がありますが、個別にするほどでもなく、かつ中型昆虫として纏めて仕舞うののもどうかと思ったので、こうした項目を作ってみました。
紹介種:ミルワーム、ジャイアント・ミルワーム、ハニーワーム、シルクワーム、コクヌストモドキ
◆コックローチ
此については、僕あまり書けなさそうな気がするんですが……
◆マウス
ヘビの主食、マウスについて。
◆小型(昆)虫
小型の昆虫、虫などです。小型両生類は爬虫類の飼育の手助けとなる数々の虫。最近は様々な虫が登場していますね。
紹介種:トビムシ、シミ、ワラジムシ、シロアリ、ダンゴムシ
◆中・大型(昆)虫
紹介種:カマキリ、トノサマバッタ、カブトムシ
◆両生・爬虫類
紹介種:ニホンアマガエル、アノール、ハウスゲッコー